2023年度

 
 
令和5年度 活動指針 ~ 原点に立ち返り 新たなる基礎作り ~
 

         
   2023年度  足利市サッカー協会 
会 長  高 橋  徹  

  
 昨年行われた「FIFAワールドカップカタール大会」では、我が侍ジャパン日本代表はベスト8入りを逃したものの、ドイツ・スペインに勝利し日本中を歓喜の渦に巻き込んだのは記憶に新しいことだと思います。また、皆様方のご理解の下に開催されました「いちご一会とちぎ国体」も無事に閉幕することができました。これもひとえに皆様のご協力があったからのことと感謝申し上げます。足利市サッカー協会の事業に関しましても、ここ数年は新型コロナウイルスの影響でなかなか全ての事業を行うことができていませんでしたが、令和4年度に関しましては、ウイルスとの付き合い方もわかってきたなかで、ほぼ全ての事業を行うことができました。令和5年度の5月からは新型コロナウイルスも第5類へ引き下げられ季節性インフルエンザと同等となるために、コロナまん延前に近い形での事業運営が行われていく事と思います。
 
 さて、会長就任以来掲げております活動指針「サッカー文化を構築するために」は、皆様のご協力を得て一歩前へ踏み出したところですが、今一度足元を確認すると現状はどのような状態にあるでしょうか?幼年部・少年部を中心とする「第4種年代」のサッカー人口は、減少に歯止めがかからない状況で、活動チーム数も減少しています。また、スポーツ庁により進められている中学校の部活動の地域移行化の動きは中学部「第3種年代」のサッカー人口の増減に大きく関わってくると思われます。この様に、ここ数年サッカーを取り巻く環境は大きく変わってきているのが現状です。
 
 月日を重ねる程に人々の考え方は変わり、サッカーとの関わり方は選手をはじめとして、それをサポートする側やその周りを取り巻く環境も以前とは違ったものになっております。我々はこうした状況を理解し、現状に合った環境づくりを進めていかなければなりません。これまで我々は多くの大会や事業運営を行ってきましたが、それらが今の環境にマッチしているのか、人々のニーズはどこにあるのかを知り、「原点に立ち返り 新たなる基礎作り」をする必要性があるかと思います。
 
 そこで皆様にお願いしたいのは、令和5年度は、これまで行ってきた大会及び事業計画を今一度見つめ直し、新たなるサッカーファミリーの増員に結びつくようなものにして欲しいと思います。これは、各カテゴリーが孤立して行うのではなく、会員が一丸となって縦、横の連携を持って取り組むことが必要かと思います。
 この足利市で「サッカー文化を構築するために」まずは、しっかりとした基礎作りをして行かなければなりません。ワールドカップ開催時には、にわかファンを含めたとしても、相当数の人々がサッカーに興味を抱いてくれたと思います。それは、足利市民の皆様も例外ではないと思います。その人々を巻き込み、生涯サッカーに関わって行ける環境を作ることが、我々の責務であると考えます。その中での失敗はあるかと思います。前進をしたり後退をしたり、歩み続けることで基礎は踏み固められて行きます。皆で知恵を絞り、活動することが大切です。新しいファミリーを迎えるべく、進んで行きたいと思います。





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