2023年度

 
令和5年度専門部・委員会活動方針
 
 
〔幼年部〕                           津 久 井 英 二
 
 マスク着用が3月より自由化となり個人の判断となった令和5年度。サッカー活動の範囲も緩和されつつ以前の活動に戻ってきています。幼年部としては今年度も昨年に引き続きコロナ対策を継続し子供たちが目標とする大会を開催する考えです。
 ですが、依然として悩ましい課題が年々と続いているサッカー人口の減少。この状況に歯止めを掛けるためには、そして新たなサッカーファミリーを増やす為には。選手をはじめサポーターの家族や知人の方達による参加型のイベントを開催し多くの人に興味を抱かせる活動を昨今ではとり入れています。また、春に開催する普及委員主管のサッカー教室。サッカーチームに属していない子供たちに楽しさを伝えるお手伝いにも協力し、少年部と連携を図りながら環境改善に努めます。その中で大会の内容やイベント事業改善など、何が必要とするのかを考え充実させて内容作りに励み前に進んでいきます。
 
 
 〔少年部〕                            中 島 弘 義
 
令和5年度は3月よりマスクの着用ルール緩和、5月より季節性インフルエンザなどと同じ「5類」への移行方針などコロナに対しての考え方も変わっていきます。
どの様に変化していくかはまだまだ手探り状態でしょうが各自の認識のもと前を向いて進んで行かなければなりません。
コロナ以前の様な楽しくボールを追い駆ける多くのサッカー少年の姿をまた取り戻すため、幼年・少年部から「原点に立ち返り 新たな基礎作り」を真剣に考え直す大切な時期なのだと考えます。どうしたらサッカーを始めるきっかけが出来るのかどうしたらこの少年時期に親子で同じ感動を感じてもらえるのか今一度考えなければならないと思います。
サッカーの出来る施設・環境整備に関しても少年の人工芝施設の利用回数見直しや本町・五十部運動公園の芝の手入れなど良い環境での子供達の笑顔で安心・安全にプレーができる環境作りも大切だと考えます。
足利市民には「市民ひとり1スポーツ」の中でサッカーを選択してもらえるように底辺からの構築が最重要課題だと思います。 「楽しく・感動・歓喜・感謝」の気持ちを持てるような環境作りを少年部としては心掛けて行きたいと思います。
 
 
〔中学部〕                            小 堀 賢 司
 
 現在、中学生がサッカーに取り組む状況は大きく変わろうとしています。2022年6月にスポーツ庁での有識者会議で提言された「部活動の地域移行」や、2023年度の全国総体(全中)から全ての競技で認められることとなった「総合型地域スポーツクラブなど民間団体に所属する選手の参加」の影響です。加えて足利市の中体連では、多くの学校でサッカー部に入部する選手が減少し、合同チームの方策や休・廃部の危機に直面している学校も少なくありません。
今後の中学部では、中体連とクラブチームの「横の連携」と、少年部や高校部との「縦の連携」が今まで以上に必要になるものと思われます。中体連の部活動では、活動時間や環境の制限が大きく、指導者である教員の状況も配置異動などで一定にならないこともあります。このことから、より高い競技性を求めるのであれば、ユナイテッドFCというクラブユ-スチームでの活動を選択することもできます。また、部活動では、初心者でも「サッカー」をやってみたいという希望を叶えるため、技術を身につけるとともにサッカーを楽しめるような環境を整えることが必要となっています。このように、子どもたちが自分に合ったレベルを選択し、それぞれの場所でサッカーに関わっていくための「横の連携」を今後も整えていきます。
「縦の連携」については、地域移行において、休日の活動で地域の指導者が必要となります。教員が携わることも可能ですが、より充実した活動状況を整える為にも、教員以外の指導者は不可欠だと考えます。一つの考えとして、少年部からサッカーに携わってきた指導者の方が、中学部でも指導を続けてくださることが可能であれば、選手も違和感なく活動に取り組めるものと思います。加えて、中学部から少年部への交流を図り、「ギブ&テイク」の形がとれれば良いのではと考えます。
いずれにしても、中学部だけでは解決できない問題に違いはありません。学校間のつながりとともに協会との連携をより一層強くし、一人でも多くの選手がサッカーに関われる環境をつくっていきたいと思います。
 
 
 
 
〔高校部〕                            佐々木 誠 一
 
高校部は、さらなる組織の活発化および世代間の交流が積極化による「サッカーファミリー」が拡大する活動を積極的に行動に移せればと考えています。
専門の指導者(ライセンス取得者)が各校に揃っています。高校に入ってもサッカーにおける
技術の向上の指導はもちろんの事、サッカーを通して人間関係の構築「チーム」としての大切さ
を経験して、次のステージで活躍できる人材の育成を目指すとともに。「サッカーファミリー」の
中核として高校生世代の自覚をもった行動をピッチ内外で表現出来る努力していきたいです。
具体的には世代の垣根を超えた交流を通し人間関係の構築を図り、選手はもちろん指導者同士の繋がりを大切にすることなどがあげられます。
足利市内の高校でサッカーをしたいという環境と、足利市内の高校が市民の方々に応援してもらえるようなチーム、サッカー文化が根付くよう、そして栃木県を代表するチームになるよう組織で活動していきます。
 
 
〔社会人部〕                              齋 藤 琢 哉
 今年度も登録チーム数は変わらずスタート予定です。市民リーグは足利、太田、桐生の両毛地区のチームが集まっています。近辺の社会人のサッカーもやはり減少傾向にあります。市外のチームの参加なければ市民リーグは成り立っていません。地域の交流はもちろんですがいかにサッカーに興味を持ってもらいサッカー人口を増やすことが現在の大きな課題です。足利市のサッカーが楽しいと思っていただけるよう今年度も活動していきます。
 
 
〔シニア部〕                           長   栄 一
 
本年度も登録12チームでの活動となります。
チーム間の親睦と「楽しいサッカー」をモットーに行います。
昨年度は試合中のケガ、事故が無く終了出来ましたので本年度もケガ、事故防止を第一に運営したいと思います。また、コロナの影響次第ですがリーグ戦開催時に多くの観戦者に来てもらいシニアサッカーに興味持ってもらえる様な活気のあるリーグになるよう活動します。
昨年度不充分であったスーパーシニア関連の行事については、より充実できるようチーム代表者とよく協議し改善したいと思います。
 
 
 
〔女子部〕                           板 橋   稔
 
 急激な少子化が進むなか、本市の小・中学生年代のサッカー競技人口の減少は顕著であり、今後ますます大きな課題になっていくものと思われます。そのようななか、女子サッカーの状況も言わずもがなであり、女子の競技人口の増大は長年の課題となっています。これまで各年代で活動成果を重ねながら、ようやく下地となる環境が整い始めた本市の女子サッカーを今後さらに定着させていくためには、少子化という不利な状況下にあっても、地道な普及啓発の継続は必要不可欠と考えます。
 そうしたことから、今期の女子部においても、まずはサッカーに興味を持ち、本市で女子サッカーを始めるきっかけとなるような事業の展開をテーマとしつつ、あわせてSNS等による情報発信等も行いながら、競技人口の拡大につなげていきたいと思います。そして、本市でサッカーを始めた選手たちを各カテゴリーが次の年代へきちんと橋渡しをし、自分の地元で永くサッカーに携われるような環境を築いていけるよう、引き続き女子サッカーの普及に努めてまいります。
 
 
〔普及委員会〕                         漆 畑   良
 
 今年度の普及委員会も昨年同様「普及」と「育成」を考えながら、事業の発展と改革を進めていきたいと思います。
『ひとりでも多くのサッカーファミリーを増やす』を念頭に置き、土台作り(幼児・小学生年代)を中心に活動していきたいと考えています。
巡回サッカー教室・足利市サッカー教室などを通してひとりでも多くのこどもたちに『サッカー(身体を動かすこと)の楽しさ』を伝えていけたらなと思います。同時に巡回施設の先生方にも指導方法などの共有をしていければと考えています。
“Jクラブにも負けない内容”だという自信はあります。今後は今までの経験を若い指導者などにも伝えていけたらなと思います。
今年度は昨年度より多く、そして新規施設での巡回サッカー教室が実施できるように頑張ります!!
 その為には各専門部、委員会、そしてサッカーに携わる全ての皆様と繋がりを密にし、ご理解ご協力を頂きながら普及活動に取り組み、サッカーの街「足利」を目指していきたいと思います!
 
 
〔審判委員会〕                          鈴 木 康 裕
 
 昨年は、FIFAワールドカップにおいて、日本代表が輝かしい結果を残しました。一方で、審判に目線を向けると、日本からは山下良美氏が選出され、様々な試合を担当し、活躍をしました。どのようなカテゴリーにおいても、審判の一生懸命な存在が、選手の心に火をつけ、試合をエキサイティングにし、そして、見ている者の心を打つと私は感じています。
私はよく子どもたちに、「サッカー部員と昼休みにサッカーをしている子どもたちとの違いは何だろう?」と問いかけることがあります。子どもたちは悩んだ結果、やっている時間が違うとか、サッカー部員の方がサッカーが上手だとか色々答えます。それももちろん正解ですが、私は、「技術もそうだけど、サッカーに関する様々な知識を追い求めるのがサッカー部員だよ」と答えます。そして、サッカーのルールについて、子どもたちに色々と説明していきます。すると、子どもたちはとても一生懸命にルールについて話を聞いてくれます。審判としての行動や言葉がけが、選手や周囲に与える影響は実はとても大きいのです。
 審判委員会では、より多くの方に審判に興味をもっていただき、審判の資格取得を目指せるような活動を考えています。さらに、審判の技術向上、上級の審判員へと挑戦できるような環境の整備を、審判インストラクターの方々のご協力をいただきながら取り組んでいきたいです。
 
 
〔技術委員会〕                          永 井 健 太
 
今年度は「より専門的な技術講習」をテーマに活動したいと考えております。
・井野コーチのGKクリニック
・林コーチのディフェンスクリニック
・永井コーチのシュートクリニック
などのクリニックを開催したいと考えています。
普段の各チームでの練習では指導しきれない、細かい部分を各選手に指導する機会を増やし、各年代のレベルアップにつなげたいと思います。
 





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