2025年度

 
 
令和7年度 活動指針 ~ 「歩みを止めずに」 更なる前進を ~
 

         
   2025年度  足利市サッカー協会 
会 長  高 橋  徹  

 
 足利市サッカー協会の皆様には、日頃より協会活動の趣旨をご理解いただき、多大なるご支援やご協力を賜り誠にありがとうございます。厚く御礼申し上げます。
 昨年度は、皆様と「未来に向けて」歩み出すために、とにかく「動く」ということをお願い致しました。この一年間の活動を振り返りますと、幼年部及び普及委員会では、栃木県サッカー協会の「グラスルーツ委員会」に参加し、これまで足利市サッカー協会が単独で行っていた、普及活動や巡回指導を県協会と共に進めていく事となり、既に幾つかの事業が行われております。今年度以降は更なる事業の継続に加えて、「全ての人にサッカーを」のスローガンのもと、身体に障がいを抱える方々やご高齢の皆様に、サッカーを行う機会や場所を提供する活動も各部、各委員会が連携し進めて行ければと思います。
 
 また、中学部の動きとして令和7年度より、これまで中体連の枠で登録しているチーム同士が合わさりクラブ登録することで、他学区、他地域から多く受け入れができるようになります。現在進行中ですが、現況を危機に感じて「動いた」まさに「歩み出した」と感じます。サッカーを取り巻く環境は選手をはじめとして、それをサポートする側やその周りを含め刻々と変化しています。各部、各委員会におかれましては、これまで行ってきた事業運営が、今の環境にマッチしているのか、人々のニーズはどこにあるのかを模索した上で、大会及び事業計画を今一度見つめ直し、新たなるサッカーファミリーの拡大に結びつくよう計画し、実行してほしいと考えます。
江戸時代末期に活躍した思想家・教育者の吉田松陰の言葉に「夢なき者は理想なし、理想なき者は計画なし、計画なき者は実行なし、実行なき者に成功なし」との格言がございます。しっかりと目標を立てて計画し、それに基づいて行動を起こし、夢の実現に向け努力を積み重ねて大きな成果を上げて行きたいと思います。
 
 栃木県のサッカー協会によりますと県内の小学生年代の数は2024年1月の時点で、4,384人となり1995年の9,397人と比べて半数以下となり、それに伴いチームの数も減少しています。Jリーグが開幕した翌年の1994年は、県内の小学生年代のチーム数は最も多く427チームありましたが、それからおよそ30年が経ち、現在のチーム数は150チームと1994年の3割程度となっております。このような状況は、足利市サッカー協会も同様で、危機的状況は改善の兆しが見えていないのが現状です。
 令和7年度は、動き出した「歩みを止めずに」更なる前進をしていきたいと思います。地道な動きでも、少しでも前に進んで行けば、市民の皆様にも必ず受け入れていただき、現在の状況も変えて行けると私は信じております。
 
 皆様もご存知の通り、令和6年度に「栃木シティ」がJFLで優勝し、今年度よりJリーグの舞台で活躍することになりました。協会としても「栃木シティ」のホームタウン登録を足利市に要望し、受け入れを承認していただきました。今後は、この県南地域でのサッカー熱が高まり、新たなる動きにつながって行くことも期待しているところです。





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