令和4年度専門部・委員会活動方針
〔幼年部〕 津久井 英 二
依然と私たちを苦しめるコロナ。この2年、コロナ禍に終わりが見えない中、令和3年度に幼年部主管で行われた大会は緊急事態宣言、まん延防止等重点措置といった対応の中でひとつだけですが行う事が出来ました。わたし達共もいろいろな所から情報を頂き対応策を学び、今では生活習慣となりつつあります。幼年部スタッフはこの経験を活かし、4年度は会長が活動指針の中で述べられた「未来に繋ぐ子供たちがサッカーから離れないために私たちがとるべき行動」を念頭におき、現在チームに所属し練習に励んでいる選手たちが大会と言う舞台に挑戦でき、またサッカーを経験した事のない家族の方が楽しめる参加型のイベントの実施など。選手不足により公式戦へ参加をこまねいているチームをイベント等に参加できる内容にも取り組みます。
それと、ある機会に某サッカー場へ訪れた時に私はゴミやタバコの吸い殻があちらこちらに落ちているのを見かけました。以前はあまり見ることの無かった光景です。ほんの一部の方の「自分だけはいいだろう」と軽はずみにポイ捨てをする行動が無くなる様、強調する年と踏まえ、子供たちだけに留まらず大人の方へも呼び掛けきれいな環境を目指します。
まずは安全策を掲げ「サッカーの楽しさ」を広く周知し幼年部一同は努力してまいります。
〔少年部〕 中 島 弘 義
足利市でサッカーをする環境はどうでしょうか?サッカーをする為のグラウンドの整備、市民へのサッカーに対する認知度、イメージ、私達が足利市でサッカーを発展させる為には、今この少年少女の時期が大切だと考えます。
サッカーを始めるこのスタートの時に、私達指導者がどう選手達に接する事が出来るかが大切です。サッカーが楽しい、将来サッカー選手になりたい、と思える子供達を少年部は増やして行く環境を作って行かなければなりません。
その為には、まず足利市でのサッカー環境や市民へのサッカー協会へのイメージアップを少年部が先陣を切ってアピールして行かなければなりません。
今年度から五十部運動公園、本町多目的が使用面積が縮小されます。今後のサッカー用グラウンド増設等の為にもサッカー出来る環境を当たり前と考えず感謝する事、大切にする事、一人一人考え行動する人間作りが市民へ伝わる事を願い足利市市民に愛されるサッカー環境を作って行きたいと思います。
そしてこの事を絶やす事無く更なるステップアップと次のカテゴリーへと受け渡し出来る事を誇りに思い活動して行きたいと思います。
〔中学部〕 小 堀 賢 司
3月9日の報道にて、中学校体育連盟が2023年度より中体連大会(全中)に民間チームも参加できるようする方向で検討していると伝えられました。
少子化に加え、教員の働き方改革も叫ばれる中で、学校部活動は今後の形態を模索している最中です。学校現場では少子化に伴い、各校の教員数が減少し、部活動の数を減らさざるを得ない状況に直面しています。その場合、チーム成立に多人数を要するサッカー部はその存続の危機に瀕していると言えます。実際市内各校のサッカー部員数は11人ギリギリか、人数が足りないチームも毎年見られます。合同チームというその場しのぎの方策以外にも、中体連という枠を超えて、サッカー協会として対応策を考えていかなければなりません。
また、中体連では今まで以上に“生涯スポーツ”の観点を大切にする必要があるとも考えます。「サッカーに興味はあるけれども、部活動に入って本気でやるのはちょっと・・・」と、他の競技へ転向する子たちも多く見られます。協会長の活動指針にもある通り、サッカーの“おもしろさ”を伝え、“楽しさ”を感じられるようなマネジメントを心がけることで、子どもたちがサッカーを続けようと思える環境を提供することが、中体連サッカー部には求められていると考えます。
逆に競技スポーツという面では、ユナイテッドFCというクラブユ-スチームが市内に存在し、県内外で活躍してくれています。子どもたちが自分に合ったレベルでサッカーを楽しんでいけるよう、そうした環境を整え続けることが今の中学部に求められていることだと思います。そのためにも、このコロナ禍で希薄になりがちな指導者間の連携を深め、対話を通じて今後の中学部の在り方を考えることを本年度、特に心がけていきたいと考えています。
〔高校部〕 大久保 晶 啓
今年度も高校部は、組織の活発化および世代間の交流が積極化による「サッカーファミリー」が拡大する活動を考えています。
専門の指導者(ライセンス取得者)が各校に揃っています。高校に入ってもサッカーにおける
技術の向上の指導はもちろんの事、サッカーを通して人間関係の構築「チーム」としての大切さ
を経験して、次のステージで活躍できる人材の育成を考えております。「サッカーファミリー」の
中核として高校生世代の自覚をもった行動をピッチ内外で表現出来る様、努力していきたいです。
具体的には数多くの方々との交流を通し人間関係の構築を図り、選手はもちろん指導者同士の繋がりを大切にすることなどがあげられます。
足利市内の高校でサッカーをしたいという環境と、足利市内の高校が市民の方々に応援してもらえるようなチーム、サッカー文化が根付くよう、そして栃木県を代表するチームになるよう組織で活動していきたいと考えております。
〔社会人部〕 齋 藤 琢 哉
令和4年度は県リーグの足利クラブ・足利御厨が合併し新たなチームとしてスタートします。
また市民リーグはチーム数が少ない状態でスタート予定となります。なかなか人数不足でチームの代表者や運営者は人集めで頭を悩ませていると思います。その様な気はメンバー全員が一丸となり出欠の早期反応や審判の割り振り、道具の管理など各個人がチームの事を考え協力的になる事が必要になると思います。プレー以外でチームが成長できる、そんな年にできればと思います。
〔シニア部〕 長 栄 一
本年度も登録12チームでの活動となります。
新型コロナの影響がなければ活気に満ちたリーグとなると思います。昨年試合中のケガが多く発生しましたので、より一層ラフプレー防止を徹底して運営したいと思います。また、各チーム間の年齢格差が大きく同一カテゴリーでの対戦に無理が生じている点についてリーグ戦途中での代表者会議にて各チームの高齢者がより一層参加し易くなるような方式を模索し改善する事とします。
今後も多くの方が安心して楽しく参加できるシニア部を目指して活動したいと思います。
〔女子部〕 板 橋 稔
今なお続くコロナ禍の中、今後はいかにコロナと共存しながら日々の活動を継続していくかが重要かと思われます。日常的な感染症対策は当然の取り組みとしながらも、日頃のトレーニングメニュー等についても、ちょっとした工夫を施すことで感染リスクの軽減につなげることができるかもしれません。
本女子部においては、そうした地道な取り組みをベースに、まずはコロナウィルスの影響で開催を見送ってきた「女の子のためのサッカー教室」をはじめとする各種行事について、やり方を工夫しながらも、以前の活動レベルに少しでも早く戻せるように励んでいきたいと思います。
いずれにしても、まずは多くの女性がサッカーに興味をもち、サッカーを始めるきっかけとなる様な事業展開を心掛け、本市でサッカーを始めた選手達をきちんとサポートし、次の各世代に橋渡ししながら、自分の地元で永くサッカーに携われるような環境づくりを念頭に置いて、女子サッカーの普及に努めてまいります。
〔普及委員会〕 漆 畑 良
今年度の普及委員会も昨年同様「普及」と「育成」を考えながら、
事業の発展と改革を進めていきたいと思います。
『ひとりでも多くのサッカーファミリーを増やす』
を念頭に置き、土台作り(幼児・小学生年代)を中心に活動していきたいと考えています。
巡回教室・サッカー教室などを通してひとりでも多くのこどもたちに『サッカー(身体を動かすこと)の楽しさ』を伝えていけたらなと思います。同時に巡回施設の先生方にも指導方法などの共有をしていければと考えています。
“Jクラブにも負けない内容”だという自信はあります。
今後は今までの経験を若い指導者などにも伝えていけたらなと思います。
今年度もコロナとうまく付き合いながら昨年度より多く、そして新規施設での巡回教室が実施できるように頑張ります!!
その為には各専門部、委員会、そしてサッカーに携わる全ての皆様と、
繋がりを密にし、ご理解ご協力を頂きながら普及活動に取り組み、
サッカーの街「足利」を目指していきたいと思います!
〔審判委員会〕 齋 藤 俊 光
サッカーにおいて「プレイヤーズファースト」という言葉をよく耳にします。何が選手にとって一番良いのかということですが、試合の中で何か問題が生じたときに、審判員は瞬時に的確な判断を求められます。言葉による注意?警告のイエローカード?それとも退場となるレッドカード?競技規則の17条を正しく理解することは大切ですが、加えて選手が安心して全力でプレーに集中できる環境作りも、審判員の果たす役割といえるでしょう。
~サッカー文化を構築するために~審判員は何ができるでしょう。文化を根付かせるにはためには環境作りが必要ですが、それは場所であったり、設備であったり様々です。私たち審判員に求められる環境作りは、サッカーを楽しんでいただけるように、気持ちよくプレーできるように、常にプレイヤーズファーストを心がけた行動ではないでしょうか。
審判委員会では、より多くの方に審判に興味を持っていただき、審判資格取得者を増やせるような活動を考えています。また同時に、審判技術向上を目指す意欲的な審判員が、さらに上級の審判員へとチャレンジできるような後押しを、審判インストラクターの方々のご助言やご協力をいただきながら取り組んでいきたいと思います。